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呼吸回路交換後の原因不明の呼吸苦

状況1 神経難病(40歳代)TPPV24時間 人工呼吸器の定期の回路交換実施後、療養者から「息が十分吸えていない感じ」との訴えあり。アラームは鳴っておらず、画面上データやSpO2の変化はみられなかった。呼吸回路や気管カニューレの点検をしたが、原因はわからなかった。呼吸器会社に電話相談したが、回路の異常は考えにくく、療養者側の問題ではないかとの返答があり経過観察とした。 ※療養者は右肺無気肺・左肺気胸があり、普段よりはSpO2が低めで、痰の貯留や、体位により呼吸苦が出現しやすい状況であった。 しかし、療養者の違和感が続くため、2日後に再度呼吸回路を交換したところ、療養者の違和感は改善した。使用していた呼吸回路を点検したが不具合は明らかになっていない。
状況2
原因1 ①療養者が呼吸苦の出現しやすい呼吸状態であった。 ②呼吸回路を交換する前にテストラングを使用して回路のリーク、作動チェックをしていなかったので、確認が十分とはいえなかった。
原因2
対策1 ①呼吸回路交換時はテストラングを使用して作動確認を行ってから療養者に装着する。 ②回路交換の前後で療養者に変化があり点検や呼吸管理でも改善しないときは、不具合を考え予備の呼吸回路に交換してみる。 ③療養者の呼吸状態が不安定であり、微妙な不具合でも呼吸に影響するリスクが高いことを支援者間で共有しておく。
対策2